Concept

『やさしい家造り』

家造りにおいての当事務所のコンセプトは『やさしい家造り』です。
大きく6つのテーマに分けて、建主にとって本当に良い家造りを提案させていただきます。詳しくは以下をご覧下さい。

①環境にやさしい家造り

現在流通している建材の中には使い出した途端に廃れていく一方で、廃棄された折には環境を汚すゴミにしかなり得ないものがまだまだ数多く存在しています。
 また、そういった建材ほど使うほど味が出るものが少なく、人のモノを大事にしようと言う意欲をなかなかそそりにくいものが多いものです。
 当事務所では建てた後も大事に愛着を持って住んでいこうという意欲のわきやすいように、また仮に廃棄される場合にも環境に対して悪影響を及ぼすことが少なくなるように、自然素材や素材感を大切にした建材を中心とした家造りの提案を基本とさせていただいております。

②健康にやさしい家造り

平成14年に建築の法律にシックハウスに対する対策を講じるような法文が追加されました。そして人体に有害な可能性のある成分を使用して造った建材の使用を禁止、制限するよう定められました。
上記のように法律によって規制はされるようになりましたが、建材の中には人の健康を害するさまざまな要因となり得るものがまだまだ存在しており、シックハウスや化学物質過敏症など、今も多くの人がその被害に悩まされ続けています。
当事務所では、使用する建材をきちんと見極め、自然素材や正しく健康に配慮された建材の使用を基本とした、住まい手の健康にやさしい家造りの提案を基本とさせていただきます。

③子供の心の成長にやさしい家造り

戦後、欧米の生活スタイルの導入により、家のスタイルは大きく変化していきました。今ではそのスタイルが本当に日本と言う国にあっていたのかと疑問視する声も少なくありません。そのスタイルの一つに家の中の個室化があげられます。
家族のコミュニケーションを阻害する間取りの蔓延は、子供の豊かな心の成長を害し、さまざまな悲しい事件や悲惨な事件などの問題を引き起こす一つの要因となっているとも言われています。
家造りにおいて、子供のいる家族やこれから子供を迎えるであろう家族において、子供の成長にあわせたフレキシブルな空間をつくる事はとても重要です。
当事務所では、上記のような事を踏まえた上で、それぞれの家族にあった空間のカタチを見つけ出し、子供の心の成長にやさしい家造りの提案をさせていただきます。

④街並みにやさしい家造り

現在のたった20~30年しかもたないと言われる日本の家。その原因の多くはタイル風、板壁風など何かを模した外装材ばかりの家が増えたことや、日本の気候風土にあった設計手法を無視した間取りの蔓延にあると言われています。
何かを模した外装材ばかりで造られた家々は古くなってなおよくなると言うことはなく、廃れていく一方です。そしてそんな家々で造られた街並みが人々が愛着を覚え、大事にしようと思う気持ちを沸き起こさせることができるでしょうか。
ヨーロッパなどに旅行に行かれたことのある方は、その街並みを見てきっと綺麗だなと思われたかと思います。それは素材感を大切にした外観と統一感のある街並みがあるからこそ、そこに住まう人々がそれらを大事にしようと維持してきた結果だと言えます。
家造りにおいて、素材感を大切にした建材と、バランスの良い外観デザイン、間取り等をトータルに考える事はとても重要です。そうすることにより、古くなってなお良くなる、雰囲気のある家を造ることができ、そういった家々が集まることにより、すばらしい街並みが出来上がります。
当事務所では、建材、外観、間取り等、全てをトータルにバランスよく考え、古くなってなお雰囲気の出る、街並みにやさしい家造りの提案をさせていただきます。

 
⑤住まい手にやさしい家造り

家造りには二つとして同じものはありません。
それぞれに個性の違う住まい手がいて、それぞれの土地の状況があって、その中でそれぞれにあった最適な住まいを考え出すのが本当の意味での設計です。そして設計者は建主の家造りの最高のパートナーでなければなりません。
打合せは担当の営業マンとして、設計は他の会った事も見たこともない人がしている・・・設計をする者が建主と会わないしよく知らない・・・そんな事で本当に建主にあった設計ができるはずがありません。
当事務所は、あなたの家造りのパートナーとして、家造りが終わったあともずっとお付き合いしていけるような最高の関係を築いていきたいと思っています。それぞれの建主様の事を本当に考え、それぞれの希望や思いに私の経験と知識、技術を混ぜ合わせる事によって最高の家のカタチを考え出します。
業者の都合ではなく、あなたの事を何より第一に考えた家造り・・・それこそが家造りの本来あるべき姿です。そういった気持ちを大切にし、本当の意味での住まい手にやさしい家造りを提案させていただきます。

⑥お財布にやさしい家造り

家造りはその人、その家族のこれから先の人生を左右する一大イベントです。
また多くの方は銀行に大きな金額のお金を借りて家を建てられます。
銀行にお金を借りると言うことはそれ即ち借金です。できれば少しでも少ない額で借りたい、建てたいと思うのが普通だと思います。
また設計事務所は往々にして作品を求めがちなため高コストになる場合が多いと言われます。高コストにしてお金をふんだんに使えば確かに立派な家は造れるかもしれません、ですが全ての人がそれを出来るわけではありません。
本当に必要な事はこだわるところはこだわる、抑えるところは抑えるのメリハリです。
さらに最初から全てを完成させる必要は無いと言うことです。上記③でもあげましたが、家はそこに住まう家族と変化していくものです。最初から全て作り込む必要は全く無く、後で変更する余地を残していても全然構わないのです。
当事務所では上記①~⑤をコンセプトとしてあげておりますが、全てを押し付けることは一切致しません。どれを採用するかしないかは予算と相談して決めればいいことだと考えています。
銀行や営業マンから借りれる額の上限を聞いたからその金額を全部使って家造りをするのではなく、少しでも安く経済的に家造りをすれば、その後の生活も変わってくるのではないでしょうか。
当事務所では、建主が経済的に家造りができるよう、適正価格でしっかりとした工事を行っていただける工務店と連携して家造りを行います。また予算に応じて設計、監理の業務割合を施工業者と調整致しますので、建主のお財布にもやさしい家造りを提案させていただくことが可能です。